FC2ブログ

恋愛物語

漫画家の紫門ふみさんが書いた短編小説集です。角川文庫から出版されています。

本業が漫画家であり、漫画で表現出来ることは漫画で書きたいと述べられております。数々のヒット作を書かれており、東京ラブストーリーのようにドラマ化された漫画もあります。あの作品、

「私だけを見ていて!」

の台詞が印象的でした。

恋愛物語と題した短編集の文庫本には、11話が収録されています。解説で泉麻人さんが音楽で言えば竹内まりあだと評しています。分かりやすく説明されているなと感じました。(違和感はありますが。安直過ぎないか、それ?)

とにかく、これだけの構成を編み出し、文章で表現する才能には驚かされました。流石は、お茶の水女子大学卒業です。頭の造りが常人ではありません。島耕作を書いている東大卒の旦那も凄いけど、奥様もスゴイ創造力の持ち主だと思います。

二流の作家は体験談を書き尽くすと燃え尽きますが、彼女は別者だと思えます。人間は平等になんか生まれてこないと痛感させられますね。

この文庫本は大学の一般教養課程で文学の教科書に最適だと思います。二流の大学では音読の教材として使い、一流大学では構成の分析をレポートされるといい勉強になると思います。

彼女の育児についてのエッセイ(注1)は読んだことが有りましたが、これだけの短編小説を書ける方だとは思いませんでした。あとがきで当人が書き直せる場所が多々あると書かれていたのには驚きました。常に完成度を求めているのだと感じました。



皆さまは、紫門ふみさんの作品はお好きでしょうか?




注1)二人のお子さんがいて、上のお子さんは離乳食を一生懸命に作ったお陰で好き嫌いの無い子に育ったが、下の子は忙しくて市販品に頼った為、偏食になったと書かれています。離乳食の手抜きはツケが大きいようです。





スポンサーサイト
[PR]

コメント

ドラマは・・・

紫門ふみさんは、「東京ラブストーリー」を読ませていただき、
興味を持つようになりましたが、ドラマ化された時には本当にガッカリしました・・・
原作の面白さが全然感じないのは自分だけでしょうか?

「恋愛物語」も読ませて貰いましたが、面白いですよね。

個人的には竹内まりあと言うよりか、ユーミンかなと思いますけど。

eri3loveさんへ

コメント、ありがとうございます。

泉麻人氏は、ユーミン・竹内まりあ・もう一人(忘れました。)の三名を候補にしていました。たしかに初期の作品はユーミンとは違う世界かなと感じますし、恋愛物語に出てくるサイクリングの話もユーミンなら歌わない街が出てきます。だから竹内まりあだという説明はちょっと強引な気もしますが。初期から現在に至る彼女の作品には都会の女に洗練されていく変化が現れているように思います。

実は、ドラマ化された東京ラブストーリーは殆ど観ていないので被害は最小限です。まだ、ドラマは原作を忠実に再現しなければいけないという風潮が強かった時代でしょうか。

彼女の作品は漫画で読むのが一番ですが、片手間で書かれた短編小説を読んだお陰で構想中だった物語(エロでない物語を考えていました。)のプロットは崩れ落ちました。ショックで書けなくなりました。当分、立ち直れそうにありません。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ミニチ

Author:ミニチ
アホが感染してもしりません。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログランキング

FC2ブログランキング

検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: