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貧者を喰らう国

阿古智子氏が中国で行ったフィールドワークに基づいて書かれた本です。

副題に、中国格差社会からの警告とあります。新潮社から2008年に出版されました。

中国のエイズ問題(売血による感染及び輸血による感染)、農業生産率の問題(注1)、農村・農民の問題、それに付随する農民工の問題、役人の汚職、教育問題と幅広い分野に渡り、観察と分析が行われています。

一言で言ってしまえば、生まれる家を間違えると人生がその瞬間に終わる国だという感想を持ちました。中国の戸籍制度が阻む壁が丹念に書かれております。職業選択の自由が無いと言っても過言ではないでしょう。

収奪する者と収奪される者が存在し、収奪された者が犯罪の加害者にもなりうる実例も多く列挙されていました。

彼女は中国の格差社会は日本のそれと本質的には同じだと看破されております。これには肯けます。階層化が進行し、低階層は格差を再生産し続けるというサイクルは中国も日本も同じだと述べられております。

敢えて、両国の違いを追加するならば、日本社会の地域コミュニティは中国よりは機能していると思えます。人間関係にすら金がつきまとう程には悪化していないと思えるからです。

更に、人助けが恐喝の被害を招くことも日本ではありません。例えば、道端で倒れているお婆さんを病院に運び込んだ途端に、こいつにやられたと騒ぎ出されてしまうとかです。

こういった情報はネットで発信され、他人には関わるなというのが一般常識になったそうです。(逆に見殺しにされる人が増しました。)大陸の人間は鷹揚になる傾向が中国でも北米でも見受けられますが、そういった親切が仇になる社会はマトモではありません。

まだ、協力し合える者同士が連携していける余地が日本の社会には残されているのではないでしょうか。

最後に、中国の良い点を挙げておきます。都市部では夫婦共働きが大多数を占めています。夫婦で先に帰宅した方が夕飯を作るのが一般的な習慣だと聞きました。これは、日本でも真似ては如何でしょうか。余計なお世話ですか?はい。







注1)文献があるのですが、行方不明です。たしか、日本の三百分の一程度だったと記憶しています。それにも関わらず、中国産野菜が安価であることは中国農民の収入が如何に低いかを物語っています。




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コメント

No title

近くて遠い国なんでしょうか?

でも
一度行ってみたい♪

めいさんへ

コメント、ありがとうございます。

観光にはお勧めです。特に、北京と成都はおすすめです。

成都は、
http://minichi.blog62.fc2.com/blog-entry-212.html
をご参照下さい。

北京はいいですよ。壮大です。ついでに天津も行けますし、万里の長城も見れます。これで二日潰れますが。

そうそう、上海の上海動物園もおすすめです。パンダが見れます。交通が不便になりましたが。

是非、ツアーをおすすめします。個人はお止めになった方が良いと思います。

今は時期が悪いので暫くしてから尋ねられては如何でしょうか。

友人の家


以前、退職した際に中国人の友人の家に招かれ、
一番先に帰宅した人が~と言う話を聞きました。

20歳そこそこの男性でしたが、舌を巻く程の料理の腕前。

日本人男性は一部除いて無理でしょ、女がするものだとおもってるから。

ねぇ、ミニチさん。

ふみさんへ

コメント、ありがとうございました。

中国人男性は家事としての料理をされますね。見習いたいけどムリです。

日本人男性も意外と家事としての料理をされる方がおります。リンクさせて頂いています。

若い頃は料理しましたが今は出来ません。もう、ご指摘の通りです。はい。


ああ、耳が痛い。

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