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二・二六事件 3

北一輝氏を述べずして、この事件は語れないと思えます。彼の思想が青年将校たちの決起を促したと思えます。肝心な思想が異なるとしても。

両者共に寒村を憂い、母国を憂い、明治維新のインセンティブに区切りを求めました。三島由紀夫氏が言う道義的革命となるでしょう。三島由紀夫氏の説には違和感を得ますが。何故ならば、二・二六事件は軍隊を動かしたという点が特異だからです。軍を動かすというのはクーデターです。しかし、彼らは権力掌握を目的にしていませんでした。

思想が異なるのに事件が起きたのは何故でしょうか。北一輝は母国に見切りをつけたが、青年将校達は郷里の飢えた家族、親類縁者、村を見捨てられなかった。この点が大きな違いを生んでいると思えます。

政治は汚く欲塗れになると思います。古今東西の歴史が示しているので自明の理でしょう。

閉塞した社会を打破する方法の1つが暴力でしょう。先に述べた革命だとかクーデターだとか暴動とかあります。北一輝氏は明治維新の権力者の交替は藩閥を残しただけと書かれています。但し、彼らの決起を否定してはしていません。この話は長くなるので今日は割愛させて頂きます。

さて、二・二六事件です。

死ぬ迄恋女房に惚れ候

と書き遺した青年将校の心と理念には敬服を禁じえません。しかし、政治は汚く欲に塗れ尊い命を踏みにじりました。私利私欲に屠りたい者は屠らせておけとも思えます。その後は閻魔様の沙汰次第かと。

されども、青年将校達のように絶対的な貧困と対峙する立場ならその決心を容易くは否定できません。それでも、暴力を肯定する理屈を見出せる事はできません。何故ならば、命は属性に捉われて良いのかと腑に落ちません。絶対的な貧困は命の問題であることを踏まえたとしても、暴力を肯定出来る理屈は見当たりません。

しかし、青年将校達の志も否定できず輪の中を回り続けています。




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コメント

悲運の背景は貧困…

今も他の国で少年兵士として
銃を持つ子等がいる…それは
状況は違うけど、きっと元は
といえば、貧困…。なのかな。

それはさておき、将校達が
残した言葉…妻の枷…いや
愛言葉…それだけが生きる
道と言うか術だったのかも。
誰かと似てる…。独り言コメ
MAMA♡よりぃヽ(´▽`笑)

エタセクknight &MAMAさんへ

コメント、ありがとうございます。

アフリカの少年兵は問題ですね。子供を大人の都合でいじくりまわして人生を変えています。カンボジアならポル・ポト派、タイタイランドのレディボーイ。根は貧困が大人を腐らせることでしょうか。

奥様に気持ちを伝えて戦うというのは女性にすれば身勝手ですが、男はそういう生き物だと思います。

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