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五・一五事件

成功していれば満州及び朝鮮半島からの撤退は成功するかの如く映るが政治は既得権に執着するものだし、結果は政治家の執着心が勝ったとでも言えましょう。

キャサリンリン・サムソン氏は英国外交官夫人として1928年から1936年の東京に暮らし地方を旅行しその滞在記を本にされています。岩波文庫に収録されている「東京に暮らす」はお勧めの一冊です。日本人が何を得て何を失ったかを知るには良書だと思えます。同書では日本の長所として貧富の差をこえて美しいものを尊ぶ点を指摘されています。これを端的に現していると思われるのが以下の引用です。

極東と違ってモスクワでは私もプロレタリアートの群集に溶け込める筈でした。それが日傘のせいで駄目になってしまったのです。その時私はロシア型の革命は日本では絶対に成功しないだろうと思いうれしくなったのです。日本は古くからの伝統が国民全体に伝わっている非常に恵まれた国です。みんなが何でも買えるというわけではないにせよ、この商品は特定の人しか所有できないといった階級差別はありません。だから、たとえ革命の恐ろしい警鐘が鳴ったとしても日本の夏は風にゆれる色鮮やかな日傘で相変わらず花壇のようであると私は確信しています。

尚、同書では日本の家長制度にふれ身内に秀でた若者がおれば家長は金銭の工面に奔走させられ、仕事にあぶれた者がでれば何とかしなければならなくなくという趣旨が書かれております。国全体の為に個が犠牲になることを仕方ないと受け入れると書かれた原因は家族という枠組みの中で生きるしかないという不自由さも持ち合わせおります。

たしかに英国外交官夫人には豊かとは言いがたい農村や農村出身女性達の木の優しさが不可思議に思え、それは日本人の特質ではないかと思うに至る変化は注目できます。四季、借景、ちょっとした小物で生活の中に美しさを見つけ、楽しむことは出来たと思います。しかし、不自由している身内の境遇を解決するにはなんらかの行動を必要とする者、更に大きく言えば、国全体をどうにかしなければいけないと考える者も出てくると思えます。

五・一五事件は当時の不平等な富の再分配が背景になければ生じていなかった事件だと思えます。軍人のみならず民間人も参加した事件だった点はクーデターとは違った意味合いを持つかもしれません。冒頭に書いたように北一輝氏が望んだ中国の独立、朝鮮の独立、日本政財界の浄化(彼は呆れて諦めたようです。)が根底に流れた事件だと言えます。実際、出所後の反抗グループに私利私欲に走った者は一人も出なかったとの証言もあります。

暴力を招く前に自浄するには何が必要なのでしょうか。国民は自分達のレベル以上の国家を持ち得ないというのが民主主義の限界とも言われます。
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