FC2ブログ

妻の冒険 <4>

中村さんと交際するようになってから美和子は妙に優しくなった。たまに僕の入浴中に浴室に入ってきては手コキをしてくれた。ただし、美和子が自室にこもる時間も増えた。その美和子の寝室を家探ししたが勝負下着などは出てこなかった。中村さんが美和子の下着も服もいくつか部屋に置いてあるとメールで書いてきた通りだった。今度は何が起きるのだろうと思っていると思わぬことが起きた。

火曜日の夜、自宅でくつろいでいる時だった。中村さんから電話がきいた。
「こんばんは。このお時間、大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫ですよ。美和子はそちらですよね。」
「ええ、入浴中です。」
「実はお願いがあるのですが。」
「はて、何でしょうか。」
「お泊りしたいと駄々をこねているのですがよろしいでしょうか?」
何となく、これは嘘ではないなと思った。
「中村さん次第です。」
「それではお言葉に甘えさせて頂きます。」
簡単に電話は切れた。

3分後、美和子のヌード画像が送られてきた。ベッドの脇に立ち、正面と背面を写していた。胸元、乳房、下腹部、背中、腰とあらゆる場所にキスマークがついていた。紫色の跡がのこされてた。僕は我慢できなくなり、自慰をした。

翌晩、先に帰宅していた美和子がエプロン姿で僕を出迎えた。れいちゃんを一人にできなくて寄り添ってあげていたとか何かを言っていた。僕はその嘘につきあった。その晩も入浴中にTシャツ短パン姿の美和子が浴室に入ってきて手コキで2発ぬいてくれた。元気ねーと笑いながら美和子は出ていった。これも中村さんに筒抜けだろうと思った。

この晩を境に美和子のお泊りは常習となっていった。さらには火曜日から木曜日まで連泊するようになっていった。おまけに、美和子は仕事を辞めていた。中村さん宅に泊まるために会社を辞めたのだろうか。その点について中村さんに尋ねたら、金曜から月曜朝までは別な通い妻が来るという内容だった。美和子も中村さんの現地妻になってしまった。

しかし、物語の終わりはあっけないものだった。

近所に住む妻の実家から緊急の知らせが入ったのは夕方だった。義父が倒れたという電話があった。僕は仕事を切り上げて病院へ急いだ。病院につくと連絡をくれた義母はおろおろとしていた。幸い、一命は取り留めたという話だった。

美和子は夜の10時近くになってようやく病院に現れた。蒼然とした美和子の表情はICUに寝る父を見た途端に崩れ、泣いて取り乱した。無事だったからよかったものの、親が倒れても駆けつけないのは異常だと思った。僕の胸で泣く美和子を落ち着かせ、椅子に座らせた。

僕は休憩室に向かい、中村さんに電話した。

「はい。中村です。具合はいかがですか?」
「なんとか持ちこたえています。」
「そうですか、よかった。」
「中村さん、もう潮時ですね。」
中村さんは無言だった。
「中村さん、さよなら。」
「さよなら。画像や動画は廃棄しておきます。」
「よろしくお願いします。それでは。」

短く淡々とした電話であっけなく幕は閉じた。

美和子と生き直そう。

そう、心に誓った。









終わり
スポンサーサイト
[PR]

プロフィール

ミニチ

Author:ミニチ
アホが感染してもしりません。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログランキング

FC2ブログランキング

検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: