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ソウルの憂鬱6

文京洙氏が著した韓国現代史(岩波新書 第1刷)を読んでみました。他国の現代史に触れる機会は少なく、中国や朝鮮半島の現代史となると政治性故に難易度が上るように思えます。(注1)よって、ついつい足が遠のいてしまいます。しかしながら、大韓民国国内の動きに的を絞り込んだ同書は、在日朝鮮人である著者によるものであり、大韓民国の現代史を眺めるにあたり中立性が高いように思えました。あとがきに述べられた「多様な考え方や主張が対等で開かれた討議や対話を通して問題解決に貢献しようとするときの場やルールをいかに確保するのか」という点にあるよう、感情論からの脱却を願う姿勢が明確だと思えました。

韓国現代史については、暴力の連鎖という表現が当てはまるように思えました。日本軍が敗北したにも関わらず空白地帯を生み、米ソによる38度線を境にした信託統治案までだされることから現代史が始りました。李承晩大統領による大韓民国成立は1948年8月と、丸三年も独立できずにいました。以降、韓国国内が一致団結したかといえばそうはならずに国内での各勢力の抗争が続きました。この抗争は死者がでるほどのものであり、そこまで暴力がエスカレートしていく様子は理解を越えておりました。著者は地域間抗争という理解をされておりましたが、古田博司氏の「ウリ(所属集団)対ナム(他者)の対立」という朝鮮民族自身が負う特性に由来するように思えました。(注2)常に同一化・同質化を求め、純化できぬ者を攻撃する習性を感じられずにはいられません。

韓国理解への道のりは遠いようです。



蛇足ですが、韓国現代史(岩波新書)序章P13にある「南北朝内乱以降の室町幕府も、明朝の冊封を受け対外関係の安定をはかった。」との日本史の記述がありますが、この点には異論を唱えたいと思います。さも、室町幕府が明朝のもとに成立したかのように映る記述は正しくはありません。足利義満が勘合貿易の為に売国行為をした事実はありますが、かような馬鹿げた真似は義満一代限りの話です。(注3)著者の意図が、中国大陸の影響下にしか政権を成立しえない朝鮮半島の歴史観が影響しているのか、日本も朝鮮半島同様に中国の強い影響下にあると言いたいのかは不明です。いずれにせよ、誤解を生じる記述に疑問を感じました。





注1)例えば、櫻井よし子女史の論説は政治的な中立とはいい難く、冷静な史観を組むには資料となりにくい等があります。
注2)古田博司氏/著 朝鮮民族を読み解く -北と南に共通するもの ちくま新書 第2刷
注3)網野善彦氏/著 日本社会の歴史(下)岩波新書を参照。近い時期に、九州で明朝の冊封を受けて内乱を企てた史実もあるが、これは制圧されている。
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