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韓国併合への道

呉善花教授による著作に、韓国併合への道(文春新書)があります。李王朝末期から日清・日露戦争を経て併合に至るまでの推移を韓国サイドから問題点をみる内容となっております。李朝末期の世界観が現実と噛み合わなかった悲劇が併合される結果を招いたとも考えられます。

呉教授の視点は韓国人として奇異ではあるものの(注1)、韓国サイドから併合を考えるのは極めて自然なことです。では、日本人の視点から韓国併合について同書を参考にしながら考察すればどのようになるのでしょうか。

結論から申し上げれば、朝鮮半島に対する施策は当初通りの独立国としての手助けをすることに終始すべきだったように思えます。留学生の受け入れなどのソフトウェアへの投資は日本の国益にかなったものだったと思いますが、インフラなどの設備投資は投資としては過大だったように思えます。(注2)明治政府の当初の施策は、異なる文明国を内包することは出来ないだろうという判断に基づいていました。これは現代でも同様であると考えます。言い換えるなら、朝鮮半島は大型投資にはむかない地域だと考えます。(注3)

同書では、日清戦争も日露戦争も丁寧に記述されております。また、井上馨が福沢諭吉を通して行った李朝政権内部でのクーデーター(1884年12月4日の甲甲政変)についても詳しく述べられております。日本の対朝鮮半島政策が転換していかざるえない状況が書かれていると言えるでしょう。中国(清)とロシアと日本の三カ国のせめぎあいが朝鮮半島を舞台に行われたことは悲劇以外の何ものでもなかったでしょう。しかしながら、李朝政権自身が中国(清)の属国からロシアの保護下に入ろうと企ててみたり、日本の勢力を引き入れようとしたことが自国を草刈場にされた原因を作り出していると思えます。古代より、半島内部での抗争が生じた際、自らが他国勢力を引き込んできた歴史があります。冷静に朝鮮半島の歴史を研究される方が呉教授の後に続かれることを願ってやみません。

尚、伊藤博文は積極的な征韓論信奉者のような誤解を受けておりますが、むしろ政治的な謀議には参画しないよう自重するよう現地公使館へ出電していたことが分ります。伊藤博文の暗殺を祝い事のようかに伝える歴史の教科書があるとするならば、的外れに思えてなりません。そこには史観と呼べるものはなく、感情的記録でしかありえないと言えるのではないでしょうか。





注1)韓国サイドの責任の所在を考えること自体に非難があつまるようです。冷静な史観を築くのは難しいと言えます。

注2)1945年以降50年以上にわたる投資を米国は大韓民国に対して行ってきていますが、うまくいっているとは言えないように思えます。

注3)北朝鮮が崩壊し核兵器技術を新しい朝鮮半島国家が所持することで、危険度は現在より増すと考えます。北朝鮮の核放棄を急がねばならない理由はここにあり、その点については六カ国協議に参加する日本、米国、ロシア、中国の4カ国に共通する課題だと思われます。
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コメント

No title

風邪ひきさんの今のあたしには、この文字の集団が
ありんこに見えて。。。
理解不能です。

風邪をひいてない時も、同じかぁ~v-12

キミさんへ

コメント、ありがとうございます。
寒暖差が激しいので、喉や鼻を悪くされる方が多いようです。お大事に。

No title

こんにちは
私はこの本を読んでいないので詳しいコメントはできません。
直接関係ないかもしれませんが、私が日頃感じていることを一言。

過去の日韓関係、日本が韓国を侵略し、併合したということ、これについては日本人の一人として、目を背けずに向き合っていかなければならないと思います。
だけど、今の日本が軍事大国になるとか、すぐ侵略だとかいってすぐ反日感情に結びつけて盛り上がる韓国に、不条理なけんかを売られているような気持ちになることがしばしばあります。
もっともそう感じる自分が韓国に生まれていたらどんな考えをしていたかわかりませんが。

けんかじみた世論をあおるのでない冷静な歴史観が日韓共に受け入れるようになってくるといいなと思っています。

Kaiさんへ

コメント、ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。けんかじみた世論が煽られるのは恐ろしいことだと思います。冷静な史観が形成されることを願ってやみません。

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