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悶々としているという意味ではなく、笑う門には福が来るという門でもありません。ゲートの門です。

夏目漱石の三部作に数えられるのが、門です。明治天皇が崩御され、乃木大将が殉職された時期が背景になっています。当時の不景気な様子が醸し出されています。主人公は京都大学を中退したノンキャリア官僚の宗助君と奥様の御米さんです。借家に住み、下女と三人で裕福には程遠い質素な生活を営んでいます。借家には風呂はなく、銭湯に通う様子が書かれています。そういった余裕のない生活でも下女がいた事は理解不能なのですが、そういう時代だったのでしょうか。

宗助君は通勤電車に憂鬱になってみたりとか、仕事疲れで面倒臭くなり数日も風呂に行かないとか(汚いぞ。)、せっせとお小遣いを節約したり、リストラに怯えてみたりとか、今でもありそうな平凡な生活をしています。しかし、彼ら夫婦の背景にある壮絶な略奪婚の罪悪感にさい悩まされている様子が徐々に描かれていきます。

お堅い話ですが、途中には欠けた額を墨で塗った人形が出てきて袖萩と呼んだりします。袖萩というのは、浄瑠璃の奥州安達原の登場人物の一人で安部貞任の妻になります。劇中、「御勘当の父上母様(略)此の垣一重がくろがねの門より高こう心から泣く声さも憚りて、すどに喰ひつき泣きいたり」という台詞があり、これを人形の墨にかけて「この餓鬼、ひたいが黒欠の」と駄洒落が入ったりします。門という作品の中で大笑いしても良い箇所です。



話は主題からそれますが、門の十三章には山梨県から来た反物の行商をからかう様子が書かれています。当時の農村がインフラも教育も遅れていた様子が分るのですが、毎年訪れる馴染みの行商とはいえ、彼の方言をあざ笑い卑下する描写だけはいただけません。この点において、夏目漱石は坊ちゃんで愛媛県民を敵に回し、門で山梨県民を敵に回したと言えるかもしれません。


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