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占領者からの解放

広河隆一氏が岩波新書にて出版された「中東 共存への道」の第二部九章である和平のダイナミズムに広河隆一氏がヘブライ大学イシャイヤウ・レーボビッチ教授へ行ったインタビューに興味深い箇所がございます。

以下、引用させて頂きます。

教授は、合意が占領の終わりを導くなら、それはイスラエルにとって利益をもたらすという。
彼は、日本の占領の話を持ち出す。
「あなた方も長く朝鮮を占領していたでしょう?」
-同じことだと思いますか?
「全く同じだとは言いません。日本と朝鮮の間には海があります。しかし、アラブとイスラエルの間にはありません。ですから、私たちの問題はもっと難しいのです。しかしながら、私は日本は朝鮮の占領者である立場から解放されて幸せだと思いますよ。あれは朝鮮にとって良かったばかりでなく、日本にとっても良かったのです。アルジェリアの解放は、占領者であることからフランスを自由にしました。他人を統治するという仕事からフランスを解放したのです。そしてここでは、イスラエル人が占領地から解放されようとしているのです。」


岩波新書から同書が発行されたのは1994年10月20日であり、その後のガサ地区から入植者を撤退させることも西岸地区に巨大な壁をイスラエル政府が建設し始めたことも後年の出来事であるので述べられておりません。しかしながら、占領地経営が手詰まりであったことはイスラエル屈指の知識人には明白な事実として捉えられていたことは確信できる内容のインタビューと言えます。

イシャイヤウ・レーボビッチ教授がされた発現の鍵は、他人と統治する仕事から解放された方が国家としてより良い選択という趣旨にあると思われます。この点について、私的には異存はございません。植民地にて利潤をあげるという国家レベルのビジネスモデルは現代では成り立ち得ないと思います。第一次湾岸戦争以降の米国が成功を収めたとは思えません。寧ろ、アフガニスタンなりソマリアといった紛争発生の場所と異なる国で新たな脅威を生み出していると考えられます。

個人的には、日本の朝鮮半島占領は過ちであったと思えます。イシャイヤウ・レーボビッチ教授が指摘するように、海という壁を利用した対清朝外交政策を展開するべきでした。補給線としての朝鮮半島はあまりに広大であったと思えます。更にインフラ投資も過大であり植民地経営としては失敗の見本であったと思えます。黄海の制海権を如何に掌握するかという視点で投資がなされるべきであったと思えます。既にハングルという半島を統一した文化を持つ民族を統治しようなどと考えたのは浅はかであったのではないでしょうか。

黒田勝弘氏は、京都大学を卒業の後に共同通信社や産経新聞のソウル支局長を歴任されており、ソウルでの体験を基にお書きになられた「日本離れできない韓国」の終章を『一歩身を引いたような姿勢で韓国-朝鮮半島を考えることが必要になってくるのである。』と結んでおります。同氏の唱える「日本は朝鮮半島に引き込まれた」のだという史観は白村江の戦いから1905年の第二次日韓協約(註1)に至るまでの両国の関係を考えるなら一見して合理的に映ります。しかしながら、占領者という仕事が理不尽で不合理極まりない点を考えるなら、朝鮮半島を魅力的な市場と誤解して投資した日本政府に過ちがあったと断じざるをえません。(注1)

例えば、第二次世界大戦中に米国へ亡命していた李初代大韓民国大統領を介して米国は膨大な投資を行ってきました。しかし、米国が行った投資は成功を収めたとは思えません。ヒステリックなまでの反米感情の高まりは勘定違いもはなはだしいと思えます。寧ろ、米国が日本に対して行った投資は功を奏したのではないでしょうか。(注2)








註1)海野福寿氏/著 韓国併合 岩波新書 第一刷に韓国併合に至る経緯が冷静かつ詳しく書かれております。占領を決定した明治政府も明治政府だが、外国勢力を引き込んで局面打開を図ろうとする李朝も李朝です。小村寿太郎外相が日露戦争の戦費を朝鮮半島経営にて回収しようと考えた時点で間違っていると思えます。


注1)同氏の史観には賛同しえない点はございますが、同氏が述べる民族性については学ぶ点は多いと思いました。更に、朝鮮半島には何か引き込まれる魅力を感じる点は大いに共感するものがあります。

注2)前回同様に不良債権の処理を押し付けられないように日本政府は気を引き締めて頂きたいものです。日本政府より野村證券の方が利口でしょうから大丈夫だとは思いますけど。



参考文献
広河隆一氏/著 中東 共存への道 -パレスチナとイスラエル 岩波新書 第1刷
黒田勝弘氏/著 “日本離れ”できない韓国 文藝春秋 第1刷
海野福寿氏/著 韓国併合 岩波新書 第一刷



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